「ムー創刊号」総力特集【異星人は敵か味方か?】#3

s-ムー創刊2(南山)そうですね。第二次大戦後に北欧で、悪天候の中を飛行機のかっこうをしたものが平然と飛んでいるのを見たという報告がありました。当時の地球上の技術では考えられないことだったそうですよ。では、このあたりでずばり「異星人は敵か、味方か?」をまとめていただくと、どうなるのでしょうか。

(高梨)私は繰り返し言ってきたように、異星人そのものには地球人と同じように良いものもいれば、悪いものもいるだろうと思う。しかし、彼らが今やっていることは、地球や地球人についてくわしく調べるための偵察・探検の段階だと考えています。幸い、今のところ侵略的であると判断する資料はないと思います。

(石森)私は、異星人は地球に対して無関心だと思っています。ですから、敵でも味方でもない。彼らがやってくるのは、他の星などへ行く途中の中継地として利用するためだけでしょう。地球人の側に被害が出たりしているようだけれども、それはいわば、人間もアリをときには故意に踏みつぶすけれども、ふだんは気にもとめないという状態と同じだと思っています。

(韮澤)私の考えは、地球には宇宙のすぐれた文明が入ってくることに対して、強く抵抗しようという姿勢の人たちがいる、そこで、それをやわらげ、宇宙に通用する考え方を地球人がとるようにするため、異星人たちは協力しているのだと思っています。

(南山)私も、私の考える異星人は地球を観察しているという考えを発展させて述べておきます。つまり、歴史上すぐれた文化と低い文化はつねに滅んできました。今、すぐれた文化を持つ異星人は、そのことを十分承知して、地球の文化の行く末を見守っているのだと思います。そのため、あえて地球との接触はさけているわけで、もし交流を求めたいなら、国連へでもあいさつに行くことが、本来のやるべきことであり、やろうとすれば簡単なことでしょう。(終わり)

参考文献 学習研究所 ムー創刊号

Share Button