千貫森とUFOの関係について

福島市の南西部飯野町地区の北方にそびえる標高462.5メートルの円すい型の山が「千貫森」です。千貫森を縮小したような同型の山が西隣に並び、この山は、千貫森に対して一貫森という名で呼ばれています。

千貫森には、大昔この地方に大貫坊という雲をつくばかりの巨人がいたという伝説があり、ある時この地に土をいれた「たんがら」(ものを入れて背負う道具)を担いで現れ、その土を空けたのが千貫森で、少し残った土をこぼしたところが一貫森だというのです。このことから、かつては奥州街道を行く旅人の目印とされ「峠山(とうげやま)」「たんがら山」などの多くの名で広く親しまれてきました。

この千貫森には強い磁場があるようで、磁石の方位針が定まらず、南北を指さないポイントが随所にあり、この地は、昔から良質の砂鉄が採取できたと言われていますので、これが要因になっていると考えられ、古い住宅では、床の間の壁の多くが砂鉄で塗られていることからもうなずけます。

そんな千貫森はなぜか昔から発行物体が飛来する不思議な場所だと有名でした。折も折旧飯野町は昭和59年に「サンデー毎日」のグラビアで紹介され、全国的に有名になり、その後の平成元年のふるさと創生事業をきっかけに「UFO」で町おこしをすることになったのです。

では、なぜ千貫森の周辺で多くのUFOが目撃されるのか。

一つ目の仮説として、千貫森のピラミッドのような不思議な形とその地下部分の強力な磁場が関連しており、UFOにとってこの山全体が巨大なパラボラアンテナのような役割を果たしているのではないかと考えています。

二つ目の仮説は、千貫森の中心には北西から南東にかけて、あたかもピラミッドを守るスフィンクスのごとく変わった形の巨石が点在しています。「モアイ石」「船形石」「タイコ石」「くじら石」などと呼ばれるもので方位石もあり、同じ物がエジプトの大ピラミッドでも発見されています。これらの巨石と古くからある古墳・神社などの位置を直線で結んだ場合に見出される規則的な配列ことをレイラインと言い、イギリスの考古学者によって発見され、このライン上ではUFOが目撃されると言われています。

千貫森とUFOの関係を解明するには、これからも様々な調査をしていく必要があります。しかし、UFOが存在するならば、そのヒントをこの山のどこかに残してくれているはずです。

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