テレビ東京「私の昭和史」(6)宇宙人は友好的か

010701sonota382-trans「今日も円盤は飛ぶ UFOを追って」 放映 昭和48年3月27日
聞き手 三国一朗氏
ゲスト 日本空飛ぶ円盤研究会代表 荒井欣一氏

(三国)アメリカやソ連に集中的にUFOの目撃例があるというデータがあります。これについてどう思われますか。

(荒井)アメリカやソ連はロケット実験や原爆の実験をやっていますので、特に実験場付近に頻繁に現れるのだろうと考えます。それでソ連は研究機関を立ち上げていますが、逆にアメリカはコンドン委員会で研究機関を解散させています。

(三国)アメリカの中では宇宙人から襲撃という形で危害を及ぼすという考え方と、友好的であろうという考え方がありますが、荒井さんはどうして友好的であろうという考え方をお持ちになりましたか。

(荒井)もし宇宙人が破壊的な生物であり、しかも高度な科学力を持っているとすれば、とうの昔に地球文明を破壊するのは簡単だと思いますが、未だにそのような事態が発生していないということと、宇宙人が地球に着陸したという目撃例は多数ありますが、地球人に対して敵意を示すケースは意外に少ない感じがします。

(三国)UFOは何をしに来ると思いますか。

(荒井)先ほども言いましたが、原爆実験場とか宇宙にも影響のあるものの調査だと思っていますが、私の場合、地球人より知能が進んでいるとか、平和的であるというのは、宗教的とは言えないまでも、ロマンチズム過ぎるきらいがあります。(つづく)

参考文献 ロマンを抱いた我が人生 荒井欣一自叙伝

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