NHK総合様の「所さん!大変ですよ。(衝撃!バブルのてんまつ)」を御覧いただけましたか。UFOふれあい館はオープニングから2番目の登場でした。
オープニングは、山梨県にあるふるさと創生で15億円かけて作られた中国風の公園。市川三郷町の大門碑林公園様だったのですが、コスプレイヤーさんたちの派手な衣装等にインパクトがありすぎて、UFOふれあい館の場面がぼやけてしまった感が否めませんでした。(笑)
今回の番組は、ふるさと創生事業などバブル期に作られた建物や芸術品などが約30年経過した今どうなっているのかというものですが、所さんの番組ですので、オモシロオカシクするために、番組の構成上バブル期の案件をお笑い用語でいう”いじる””オトす”という感じのつくりになっていると自分なりの解釈で観ていました。
高知県中土佐町の純金カツオ、青森県黒石市の純金・純銀こけしは双方ふるさと創生事業の産物ですが、当時、純金を買う市町村が多かったといいますが、中土佐市のカツオは、93年に坂本龍馬記念館に展示した際に盗難に遭い、黒石市のこけしは、市が財政難のために売却したとのこと。
シルクロード博で展示されていたサモトラケのニケのレプリカは、奈良駅に置かれていたものの、新駅舎建設のため撤去されたが、その価値に気づかず数年駅の倉庫に眠っていたとのこと。
ニューヨークのウォール街に置かれているチャージングブルという雄牛の銅像は観光客に人気で、この銅像の睾丸を触るとお金が貯まると言われているとのこと。
ふるさと創生事業はバラマキ事業だとか税金の使い道に関しては批判の対象になり得るものであるにもかかわらず、1億円の使い道が分からない行政があったという情報を伝えたり、伊丹市役所の彫刻が予算の都合で破壊されて怒っている彫刻作者にインタビューをしたり、利用していないという市川三郷町の大門碑林公園の近隣住民のコメントがあったりと、批判を助長させるのではと不安になるほどでしたが、オモシロオカシク”いじる””オトす”を巧みに利用した番組のつくりには驚かされました。
その他にも取材先があったのですが、ニューヨーク以外はUFOふれあい館の取材で御世話になったディレクターさんが写っていたので、取材だけでも大変だったろうと思いました。お疲れ様でした。