地球に教訓する奇怪な宇宙人(宇宙人と会見)#2

uchuujin-2ポピュラー・サイエンスには随分前に「UFOとは無関係でも地球に大洪水が起こるかも知れぬ」という話が出ていたし、ガモフの書物にも「地球の過去に極の移動があったかも知れない」という地球物理学の様々なことが書いてあるし、恒星や惑星の生滅に関しても書いてるのだから、理性のある人たちなら別にあわてふためくことはなかった筈なのである。

第一、人間はどんなことをしたって一度は必ず死ぬものだという事実は動かすことはできない。それなのにあんな騒ぎが起こったりする下地を作ってくれた大物は、1953年と55年に「空飛ぶ円盤は着陸した」と「宇宙船の中」という本を書いた米国のジョージ・アダムスキーだといっても過言ではないと思う。というのは彼ほど世界的にその名を売った人は少ないだろうからである。

「オズマ計画」が考えているように、どこかの惑星にわれわれのような生物がいるかも知れないということは私といえども頭から否定できるものではない。この宇宙空間には何か未確認飛行物体が飛んでいるかも知れないが、それを追究することと、いわゆる「接見者」といわれる人たちが書いた宇宙人のことやその垂訓とは、別の問題として考えなければならないと私は思っている。(つづく)

参考文献 日本空飛ぶ円盤研究会 UFO関係記事(マイクロ写真撮影資料の一部)スクラップ記事

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