朝日朝刊「素描」

010701sonota388-trans空飛ぶ円盤研究会を立ち上げ、その後、マスコミ等に取り上げられ、会員が増えたとされる新聞記事の一つです。

世界七不思議の一つ、「空飛ぶ円盤は、幻覚ですよ。」とあっさり東京天文台長萩原雄祐博士から否定されたが、一般人の間ではなかなか人気があるようだ。

円盤に乗って地球へやってくる「遊星人M」のKRテレビ宇宙物語は、子どもにもおとなにも好評だった。続編として企画の「惑星への招待」は都合で中止となったが、日本テレビは「火星を買った男」をはじめている。このプロのスポンサーは東京渋谷の文化会館でプラネタリウムを公開する東急である。映画では日活が「フランキーの宇宙人」を27日封切る。円盤の出てくる喜劇である。

本では高文社から出たG・アダムスキの「空飛ぶ円盤同乗記」がよく売れている。

さて、まじめな研究団体として、昨年7月に発会した「日本空飛ぶ円盤研究会」は、どんどん会員がふえ、大阪にも支部ができた。伝えきいたアメリカのNICAP(空中現象調査会全国委員会・元米海軍誘導弾計画部長D・ファーニー少将が会長)から日米協力の申入れがあったので、17日午後1時から、国電五反田駅前「松楽」で第4回総会をひらいて協議する。

参考文献 朝日朝刊(昭和32年3月11日付け)スクラップ

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