福島市議会の6月定例会議の中で、阿部亨議員から指定管理者制度の導入は「公の施設の設置目的を効果的に達成するため」とあるが、具体的にはどのような事なのかとの質問がありました。
これに対し、福島市は、「公の施設の設置目的を効果的に達成する」とは、民間事業者のノウハウを活かすことで、費用に比して優れたサービスを提供することと考えると回答しました。
(株)飯野町振興公社は、物産館の営業に伴い、収益事業を行うため、飯野町(現福島市)、JA及び商工持株会の出資により平成6年に設立され、地域活動の促進、観光・地場産業の振興等を目的に、平成20年から指定管理者として、現在、公の当該施設の管理・運営を包括的に代行しています。
それでは、(株)飯野町振興公社にはどのようなノウハウがあるのでしょうか。
過去の実績から紐解いていくと、UFO研究の第一人者の荒井欣一氏の資料を収集した収集能力ではないでしょうか。
昭和30年に日本空飛ぶ円盤研究会を設立し、その後もUFOに関する資料を収集して東京の五反田に「UFOライブラリー」を開設しました。これらの資料がUFOふれあい館に寄贈されたわけです。
この資料を更に拡大していくことも重要ですが、UFO好きの方だけでは限りがありますので、日本空飛ぶ円盤研究会に関わった三島由紀夫氏や星新一氏などと荒井氏との友情秘話等を一般のお客様にも知ってもらいながら、UFOに親しんでいただければと考えています。
UFO物産館のダブル地鶏ラーメンもようやく認知度が上がってきた状況ではありますが、こういったものも含めて、これからは情報発信能力が求められる時代だと思われます。CMや広告を打つのが効果的ではありますが、予算に限りがある状況では難しいことです。
昨日、福島市が中核市になって初めて福島市保健所のお風呂の立入検査がありました。この中でもUFOふれあい館にお風呂があることがあまり知られていないことに触れたのですが、例えば、ツイッターで毎日「UFOふれあい館にお風呂があります。」とツイートしても面白みはありませんし、何か話題性のあることと一緒に、お風呂のことにも絡めながら情報発信をしていければと思っています。
今後も、お客様のニーズを把握し、反映させる更なる取組みを行っていきたいと考えています。