UFOふれあい館の3Dバーチャルシアター「千貫森の謎」では、なぜ千貫森の周辺で多くのUFOが目撃されるのかを説明しています。
その一つの仮説として、福島市飯野町に点在する「巨石」を紹介しているのですが、これらの巨石と古くからある古墳・神社などの位置関係に、不思議な法則があり、これを「パワーライン」と呼んでいます。
シアターでは、パワーラインのことを、次のように説明しています。
”パワーラインとは、それぞれの位置を直線で結んだ場合に見出される規則的な配列のことで、20世紀にイギリスの考古学者によって発見され、このライン上では必ずUFOが目撃されると言われています。”
この説明であれば、本来はレイラインというべきなのですが…。
1921年に、イギリスのアマチュア考古学者アルフレッド・ワトキンスが、ウェールズの小高い丘の上から景色を見渡したときに、教会やマウンドと呼ばれる古い墳墓や十字路などが直線上に並んでいることを発見し、これをレイラインと呼び、1961年に、イギリスの発明家トニー・ウェッドが「UFOはエネルギーの渦が発生するスポットを目印にしている。」という説をもとにUFO現象とレイ説を結びつけ、レイラインという名称を世に広めました。
レイという名称は、この種の研究をしているときに発見した線上の聖地、井戸、遺跡、聖水の湧き出る場所等の地名に、TEE、LAY、LEY、LEAなどが多かったことから、レイ(ley)ラインとしたと言われています。
では、なぜシアターの説明は、レイではなかったのかですが、
シアターを作成した頃の資料を見てみますと、
・日本においては「レイ」ではないので、別の名称でもいいのではないか。
・神聖な場所を含むところが多いので、神聖ラインはどうか。
・パワーがもらえる場所が多いので、パワーラインはどうか。
などと検討されたようです。
結果的に、「パワーライン」になったわけですが、パワーは、今話題のパワハラにも使われていますが、若者に人気のパワースポットやパワーストーンにも使われていますので、UFOふれあい館のある千貫森で、お客様もパワーを感じてみてはいかがですか。
参考文献 レイライン – Wikipedia