宇宙人への公開状(無能?な宇宙人)#2

010701sonota380-trans私もUFOが何であるか知りたくて、1947年以来、内外のいろんな書物を読んだり、話を聞いたりのあげく、こういう疑問をもつようになってしまったんです。

宇宙人に会ったり、UFOに乗せてもらったり、通信をしたりした書物や話には、共通したものがあります。それは宇宙人は地球人より格段に進歩した文明人で、友好的で、平和的で、戦争や核爆発はいけないし、地球文明の進歩に援助の用意があるということです。

モラルとしては大変結構で有難いことですが、問題は戦争と核爆発というわれわれ地球人にとって一番大きな問題について、宇宙人が何かの実践面を見せたという証拠に近い話は、一つもないのはどういうわけだといいたいのです。

まず金星人に会見したという書物を書いたのはアダムスキー、次に火星人に会った話を書いたのはアリンガム、するとアダムスキーは、金星人や土星人の宇宙船に乗った話を書物に書きましたが、ここで重大なのは、アダムスキーはアリンガムの火星人研究をまるで発表していないことです。

こんな重要な問題でアダムスキーとアリンガムが地球進歩のため共同研究し、協力して、その結果を広く知らせてくれないということは、一面から見ると、われわれ地球人の偏狭さをマザマザと見せられるようです。トルーマン・ぺトラムはまたクラリオン人に会ったという、話としては途方もない書物を書いていますが、もし宇宙人が「読心術」をもっていて、そう明な人類なら、こんな書物は書かない方がよいと忠告すると思います。

宇宙人が読心術をもっていて、そう明で実践的であるならむしろUFOなど全然信じていない宮地天文台長やメンツェル博士のような人の方にこそ会見して、理論的にも実証的にもUFOが宇宙船であり、自分が宇宙人であるデータを示して指導する方が効果的なんで、そういう方策も政治力もなければ、結果的には無能に近いと思いませんか?(つづく)

参考文献 日本空飛ぶ円盤研究会 UFO関係記事(マイクロ写真撮影資料の一部)スクラップ記事

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