UFOと遭遇する人は、滅多にない幸運の機会で、一生目撃しない人がいるかと思えば、何回も目撃するというチャンスに恵まれた人もいます。しかし、ほとんどの人はUFOを見ていないと思うので、そのときの心得をお教えしましょう。
UFOという言葉や概念は知っているし、テレビ等でもしばしば登場しているので、何か不思議と思われる光や飛行する物体を見て、前後の見境なくUFOと信じ込んでしまい、あとで飛行機や流星と分かった場合、UFOの真の実在性が信じられないようになっていまいます。ですから、早合点は禁物です。
そこで、まず次のところに注意してください。昼間・夜間と言わず、空中を飛行しているものはたくさんあります。昼間は飛行機、気球、鳥、雲等、夜間は山中を走る車のヘッドライト、星、流星、人工衛星等です。そういうことを覚えた上で、冷静に、客観的に観察することです。非常に距離のあるものは、確認するのに時間がかかりますし、あまりにも早く消滅するものはまずUFOと考えないほうがいいでしょう。
参考文献 1989年2月15日から2月28日までNTTUFOテレフォンサービスで提供されたものです。