飛行機の航跡とその分析

s-UFO11現在の飛行機は、技術の進歩と共に速度は速くなっているが、その飛び方は重力などの問題点もあり、V字ターンやジグザグ飛行はできないとされている。確かに、それは不可能であるが、写真に撮ったはずの飛行機であるべき光体がV字ターンをしていても、すぐにその光体がUFOであったとは断言しかねるのである。

写真と空間の違いは奥行きがないこと、つまり2次元か3次元かという点にある。これを考える上で、非常に参考になる実験があるので紹介しよう。針金を丸く円型に曲げるのだ。上から見れば円だが、横から見れば1本の線に見える。そこで、ほんの少し視点を上下にずらすとどうなるか。Vの字が生まれるはずだ。これが、飛行機がV字ターンやジグザグ飛行する原因である。

こういった写真が撮れた場合、その判定は写真だけから行ってはいけない。飛行機が旋回するのは、必ず撮影時にその飛行機が空港に着陸(もしくは離陸)しようとしていた証拠なので、それを確認することがもっとも大きなポイントである。しかしながら、これによって原因が確定できるわけではないので、ある程度の手腕を必要とはするが、撮影時の状況を総合的に考慮した後に結論を導くように努めるのがもっとも望ましい方法である。

参考文献 UFOと宇宙 ユニバース出版社 昭和58年5月1日発行通巻第94号 67頁

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