UFOその現状と展望(信念と科学のはざまで…) #10

s-荒井欣一氏韮澤 まあ我々は飛躍してるんだろうな。

並木 そこがついていけない。

韮澤 飛躍した方が考えやすいけどね。

南山 だから、もし一部の人がいうインチキとかサギ師というのが当たってなければ、宗教か哲学であって、科学ではないんですよ、アダムスキー問題は。

韮澤 ただ、ボクはアダムスキー的な考え方や科学のどこかに接点がないか考えてるんですよ。それで、いわばこれからの科学であるサイ科学の研究、そういうところに参加されてるちゃんとした科学者で、しかも学長級の人で、ボクらよりアダムスキーを信じ込んでる人もいるわけです。

その人の立場があるんで名前は出せないですが、○○大の○○先生なんかそうなんです。あるところで講演したんですが、月に空気があるなんてバカらしいというんでさんざんにこきおろされて、ボクも科学的に反論できないんで弱っていたわけ。ちょっとショボンとしていたら後でよばれましてねえ、あんた引力があるところには当然、大気は生まれてますよ、と言ってくれたわけです。

いろいろしゃべってると、アダムスキーなんかよく読んでらっしゃいまして、ボクなんか知らないような情報ももっておられるんです。だから、もちろん現代の科学によってUFO現象を一歩一歩追いつめていくことも必要だと思うんですが、頭が多少おかしいと思われるくらい、飛躍して考えちゃう人も必要だと思うんですよ。(つづく)

参考文献 UFOと宇宙 ユニバース出版社 昭和54年1月1日発行通巻第42号

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