草刈りは楽しい

前回、企業の透明化を図ることは重要で、情報発信は必須であると記事を書いたことから、今回は、業務の一つである草刈りについて書いてみたいと思う。

弊社は、千貫森の中腹にあり、施設周辺の景観や美化を保つためには草刈りは必要な業務である。そのため、千貫森観光協力会等と委託契約を結んでいる。

しかし、施設周辺の敷地は広大で当該協力会ができる範囲も定まってきてしまう。そこで、弊社でも当該協力会と連携して草刈りを行っている。

弊社が行っている主なところは、次のとおりである。

・遊歩道登り口の法面
・道路側の段になった花壇
・物産館のハーブ庭
・ふれあい館貯水槽回り
・頂上付近(年1回)
・物産館入り口等

筆者は、草刈りをやっていて楽しいと思っている。その理由は、達成感が半端ないからだ。草刈りをする人からすると何を言っているのだと言われそうだが、もう一つの理由は、会社側から特に草刈りに関しての指示・命令がないことだ。例えば、今月のスケジュールに草刈り等と書かれるとうんざりしてしまうだろう。

また、草刈りは天気にも左右される。スケジュール通りにならないとストレスになる。だからと言って弊社に計画性がないかというとそうでもない。草は時間とともに定期的に生えてくる。それを順に刈ればいいわけだが、草刈りの刃を無駄にしない工夫をしつつ、切れが悪くなったら、あまりきれいに刈れなくてもいい道路の側面などに使ったりしている。

草刈りをするようになって、他人が刈った草刈りが気になるようになった。法面の草刈りで一定の間隔で一定の方向にきれいに刈ってあるとまるで芸術のように見える。また、多年草のユリなどを残して草が刈られたりしているとその人の優しさを感じる。

UFO物産館の前にも秋口になるとコスモスの花が咲く。UFOふれあい館が開館して30年経過し、このようなことが毎年繰り返されてきたのだろう。次の世代にも千貫森の景観が引き継がれていくことを期待する。

Share Button

はやぶさ2帰還カプセル等特別展示を見学してきました

令和4年8月22日、郡山市ふれあい科学館スペースパークで、はやぶさ2帰還カプセル等特別展示の見学と、宇宙劇場「HAYABUSA2~REBORN」を鑑賞してきました。

はやぶさ2帰還カプセル等特別展示では、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから採取した試料と帰還カプセルを見ることができました。

「はやぶさ2」は、2018年6月27日にリュウグウに到着、2019年に2回のタッチダウンによって試料を回収し、2020年12月6日に無事に地球に試料が入ったカプセルを届けました。その後、「はやぶさ2」は、今も宇宙のどこかを旅しているそうです。

試料の石は、黒くて小さく拡大鏡で見ないと分からないくらいのものでしたが、地球から遠く離れた小惑星の石に宇宙の神秘を感じました。

宇宙劇場の「HAYABUSA2~REBORN」は、ドームスクリーンいっぱいに映像が映し出されているとのことで、まるでその場にいるような臨場感を感じることができました。

小惑星リュウグウには太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が今でも残されていると考えられており、地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか今後調べていくとのことでした。

郡山市ふれあい科学館スペースパークにはこれ以外にも展示ゾーンがあって、その中には、トリプルスピンという宇宙飛行士が訓練で使うぐるぐる回る装置があったり、ムーンジャンプと言って月面の重力が疑似体験できる装置があったりしました。私もトリプルスピンを30秒程度体験しましたが、目が回り、私は宇宙飛行士にはなれないことが判明しました。

Share Button

クリプトツーリズムについての卒業論文を読んで

以前、クリプトツーリズムを卒業論文の題材にするために、UFOふれあい館に取材に来た学生がいたことをこのブログに書いた。その方が大学を卒業し、卒論を持って遊びに来てくれた。

クリプトツーリズムとは、妖怪、怪物などの伝説を使って観光地化する地域振興の一種で「化け物観光」と呼ばれることもあり、元々はアメリカで生まれた新しい観光学の考え方で未確認飛行物体(UFO)や未確認生物(UMA)などの怪奇談を地域おこしに利用しているとのこと。

この卒論には、UFOの歴史やUFOふれあい館で聴取した内容が事細かく記載され、従業員の高齢化や施設の老朽化など弊社の懸案事項まで書かれていた。

読み進めると、私の目に留まったのはコンテンツに関してだった。卒論の筆者によると、怪異の度合いが先鋭過ぎたり浅すぎたりすると成立しないというのだ。怪異の中でも誰も知らないようなものに特化したコンテンツ、又は怪異と呼ぶこと自体無理のあるものは潜在客の分母が小さすぎるとした。

要するに、マニアック過ぎるコンテンツだとコアな客だけになり、リピーターが必要になってくるということだろう。

では、UFOふれあい館で考えると、マニアの方も利用しているだろうが、大半は何か面白さを求めて利用している普通の方であることから、UFOは、クリプトツーリズムにとっては良いコンテンツだと考えられる。

しかし、UFOを生業にしている人(団体)という言い方をするとどうだろう、胡散臭いと思ってしまうことはないだろうか。

これは、1997年のアメリカのヘヴンズ・ゲート事件や日本の1957年の宇宙友好協会による「リンゴ送れ、C」事件等が影響し、UFOはカルト教的なイメージが払拭できないでいる。東京でUFOライブラリーを営んでいた荒井欣一氏もオウム事件が発生したことで通常の活動がしにくくなったと証言していた。

それでもUFOふれあい館は開館して30年経過した。

どうしてUFOふれあい館は30年も続けてこられたのだろうか。私なりの理由を二つ考えてみた。一つ目の理由は、地方自治体が第三セクター(現在は指定管理)で運営を始め、多少胡散臭さを軽減したのだろう。二つ目は、歌謡曲のUFOにあると思う。1977年12月に発売され日本中の人が踊り、UFOのイメージをクリーン化させたことは間違いない。

これ以外にも情報発信は必須で、臭い物に蓋をするのではなく、常に透明化を図ることが重要と考えている。

そして、卒論の筆者は、最後に、クリプトツーリズムはメジャーにはなり得ずマイナーな存在であるが、日常を逸脱し好奇心を満たす体験ができるコンテンツは今後期待できると結論づけた。

以上

なお、この記事はブログ担当の私見である。

Share Button

UFOふれあい館あるある

今年のお盆の時期にも多くのお客様にUFOふれあい館等を御利用いただきました。ありがとうございました。

さて、UFOふれあい館で見学するお客様は、所々である一定の同じリアクションをします。思わずクスッと笑っちゃうのですが、これって、いわゆる”あるある”ということになるのでしょうか。

「UFOの模型編」

アダムスキーのUFOの模型にはボタンがあり、押すとしゃべります。そうすると多くの人が手をのどのところにあて、声を震わせるようにしながら「ワレワレハウチュウジンダ」とやります。昔、扇風機に向かってやっていたイメージなので、未就学児が今やっているのを見ると驚きます。両親が教えたのでしょうか。

「UFOの雲編」

3Dシアター付近に展示している一般の方が撮影した写真を見て、「えっ!」と驚き、同行の方に「ねえ、これ見て」「雲?」「こんな大きな雲見たら驚くよね。」「インデペンデンス・デイじぇね。」という会話を高確率で耳にします。

「展望風呂編」

UFOふれあい館の2階に上がる階段のところに展望風呂を案内する案内板が掲示されているのですが、遠目に見ているせいか見間違えて「上に展望台があるんだ、行ってみる?」と言いながら、近くに寄ると「展望風呂…。」「風呂なの?」と気づきます。

「ちょっと覗いてくるね。」「うん」という会話に筆者は、心の中で覗きはダメでしょとつっこみを入れます。

「番外編」

ミステリーゾーンや宇宙人の模型を見ると、子供は怖がって泣いてしまうことが多くあります。

そんな子供に対して、「あなたが来たいって言ったんでしょ。」と思わず本音が…。

宇宙人と記念写真を撮ろうとすると、子供が「怖い!」と愚図ったときに言った母親の言葉が「ウルトラマンと一緒だよ。」でした。筆者はある意味納得しました。

まだまだUFOふれあい館あるあるはあると思いますが、また気づいたら書きたいと思います。

Share Button

写真展「138億光年宇宙の旅」を鑑賞して

令和4年8月1日、福島県福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開催中の写真展「138億光年宇宙の旅」を鑑賞してきました。

NASAの画像を中心に、観測衛星や惑星探査機、宇宙望遠鏡等がとらえた美しく驚異的な天体写真を観ることができるとのこと。

太陽系から銀河系内の星雲や星団、そして更にその先にある無数の銀河や銀河団など、気が遠くなるほど広い宇宙に圧倒されました。

地球が誕生したのが今から約46億年前、人類が誕生したのがおよそ500万年前、そして、UFOに関していうならば、古いもので3千年前にUFOと思われる記述が古代インドの叙事詩「ラマ・ヤーナ」に書かれていて、しかも2万年前の出来事と書かれていました。

宇宙の果ての138億光年の宇宙を旅してみると、地球ってすごく若い星だと感じるのでしょう。そんなことを考えているとこの世の中が小さく感じました。

写真展は福島民報社様が創刊130周年記念事業として8月21日まで行っているようです。

Share Button