UFOふれあい館には3Dバーチャルシアターなるものがあって、「千貫森の謎」という短編3D映画を観ることができます。この映画は、「UFOは果たして本当に存在するのでしょうか?」とのナレーションの問いかけから始まり、なぜ福島市飯野町が「神秘とロマンがいっぱいのUFOの里」と言われているのかを詳しく説明しています。
神秘とロマンをみなさんはどんなときに感じますか。UFOを見たとき?宇宙人とふれあったとき?でも宇宙人が好意的な生き物だということが前提ですが…。
好意的な生き物だとして、例えば、地球の人間よりも進化した宇宙人がいたとしたら、どんな付き合いができるのでしょうか。また、具体的に何をしてもらいたいと考えますか。
地球よりも進化した世界を想像すると、車が空を飛んでいるとか、医療技術が進歩して、寿命が今よりも延びているとかが考えられます。
UFO研究家の荒井欣一さんは、UFOを研究する理由の一つとして、宇宙医療への期待ということを昭和46年1月8日付け「朝日新聞」で、次のように述べています。
「光年のかなたから飛来する宇宙人は、われわれよりはるかに高度の文明を築き上げているに違いありません。その医療が、娘に音の世界を取り戻してくれるかも知れない、と夢想したりするんです」
荒井さんの娘さんは耳に障がいを持っていたのです。その障がいを進化した宇宙人が治してくれると多少なりとも考えていました。今の時代であれば、こんな考えは滑稽だと思われますが、昭和30年ころであれば、他の星に宇宙人がいるとリアルに考えていた人は多くいたのではないかと考えています。
昨今、神奈川県相模原市で障がい者に対する事件が発生しました。大変痛ましいあってはならない事件であります。
もし、進化した宇宙人がいるなら、この事件の時間を巻き戻して、事件を未然に防ぐ対処をしてほしいと心からお願いしたいと思っています。
参考文献 UFOこそわがロマン 荒井欣一自分史