前回、企業の透明化を図ることは重要で、情報発信は必須であると記事を書いたことから、今回は、業務の一つである草刈りについて書いてみたいと思う。
弊社は、千貫森の中腹にあり、施設周辺の景観や美化を保つためには草刈りは必要な業務である。そのため、千貫森観光協力会等と委託契約を結んでいる。
しかし、施設周辺の敷地は広大で当該協力会ができる範囲も定まってきてしまう。そこで、弊社でも当該協力会と連携して草刈りを行っている。
弊社が行っている主なところは、次のとおりである。
・遊歩道登り口の法面
・道路側の段になった花壇
・物産館のハーブ庭
・ふれあい館貯水槽回り
・頂上付近(年1回)
・物産館入り口等
筆者は、草刈りをやっていて楽しいと思っている。その理由は、達成感が半端ないからだ。草刈りをする人からすると何を言っているのだと言われそうだが、もう一つの理由は、会社側から特に草刈りに関しての指示・命令がないことだ。例えば、今月のスケジュールに草刈り等と書かれるとうんざりしてしまうだろう。
また、草刈りは天気にも左右される。スケジュール通りにならないとストレスになる。だからと言って弊社に計画性がないかというとそうでもない。草は時間とともに定期的に生えてくる。それを順に刈ればいいわけだが、草刈りの刃を無駄にしない工夫をしつつ、切れが悪くなったら、あまりきれいに刈れなくてもいい道路の側面などに使ったりしている。
草刈りをするようになって、他人が刈った草刈りが気になるようになった。法面の草刈りで一定の間隔で一定の方向にきれいに刈ってあるとまるで芸術のように見える。また、多年草のユリなどを残して草が刈られたりしているとその人の優しさを感じる。
UFO物産館の前にも秋口になるとコスモスの花が咲く。UFOふれあい館が開館して30年経過し、このようなことが毎年繰り返されてきたのだろう。次の世代にも千貫森の景観が引き継がれていくことを期待する。