UFO「確認したことはない」答弁書を閣議決定したことについて

2018年2月27日、政府は、「政府としては『地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体』の存在を確認したことはない。」とする答弁書を閣議決定しました。

これでは、UFOで町おこしをしているUFOふれあい館は、おまんまの食い上げです。(笑)

しかし、2007年当時に、町村信孝官房長官が「絶対にいると思う。」、石破茂防衛相が「UFOやそれを操る生命体が存在しないと断定しうる根拠はない。」と政府見解と異なる私見を述べたことが話題になりましたが、このような国会議員がいるということは、政府の見解は統一されていないのではないかと感じます。

そこで、UFOに関して、日本と外国の認識の違いについて考えてみたいと思います。

1985年ジュネーブで開かれたアメリカのレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長の首脳会談は、SDI(宇宙防衛戦略構想)いわゆる「スターウォーズ構想」について5年にわたって秘密会談が行われたと言われています。

そして、1985年12月4日、メリーランド州フォールトンで、レーガン大統領は、「もし宇宙人の種族がこの地球にやってきて、我々に脅威を及ぼすような事態が起こったら、我々は一致協力してこれに当たらなければならない。」と演説しました。

1987年9月21日、第42回国連総会でも、レーガン大統領は、「地球外から来た宇宙人による脅威に直面したら、世界中の国々でのいろいろな行き違いは直ちに消滅してしまうだろう。」と同じ趣旨の演説をしました。

また、ゴルバチョフ書記長も、1987年2月16日、クレムリンのソ連共産党中央委員会で全く同じ演説をしました。「ジュネーブでのレーガン大統領との首脳会談で、レーガン大統領は、もし宇宙人による侵略があったら、米国とソ連はお互いの戦力を結集してこの侵略に立ち向かわなければならないと言っている。私は時期尚早だと思うが、今から心の準備をしておくことが大切だと思う。」と語りました。

これらの演説がどれだけ真剣に語られたのかその真意は分かりませんが、大震災や地球温暖化などで、変化の大きさだけではなく、「先が読めない」という不安な感覚も、これまでよりも強くなっているのではないでしょうか。

想定外な出来事だったから対応できなかったでは済まないことも多く発生していますので、UFOだけでなく、あらゆる想定外なことまで検討してほしいものだと考えます。

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