年を取るということ

今日は、UFOふれあい館で千貫森観光協力会の総会が行われました。

千貫森観光協力会は、(株)飯野町振興公社が千貫森の公園植栽物維持及び環境整備等の業務を委託している団体で、千貫森公園内の植木剪定、草刈作業等をしていただいています。

どこの団体にも言えることだと思うのですが、会員の方が高齢化していて会員が不足しているとのことでした。総会後は、懇親会が行われ、お酒を飲んだりして懇親を深めていました。

高齢化ということで、年齢を重ねるとよく言われるのが、人間丸くなるです。意味は、色々な経験を積んで精神的に成長するということですが、人間が丸くなるとは、人の身体にどのようなことが起こっているのか調べてみたところ、意外な意見がありました。

年を取ると丸くなるというのは、歳を重ねれば人のミスや欠点を受け入れることができて性格が良くなる、心が広くなるという意味ではなく、「怒っても無駄だし言ったところで改善しないだろうから言わないだけ」という達観の姿勢をいうとか、体力や気力が低下したからだとか、うちの両親は現在70歳で、とても丸くなって同じ人間とは思えないくらいだが、人格者になったかといわれると微妙で、その分自由奔放でわがままにもなったとのことです。

今まで、人間丸くなったいうことは、良いことだと思っていましたが、自分が人間が丸くなると言われる歳にならないと、そのときの心境は分からないということを知りました。(笑)

誰でも年をとるわけですが、ネットで調べてみると、どのような場面で「年を取った」と感じたか聞くと、男性は「運動をした後」と回答した人が多く、女性は「鏡をみたとき」という回答が多いとのことでした。

でも、私があまり年を取ったことを気にしなくていいのではないかと思っている理由が、中島みゆきさんの「傾斜」という歌にあります。年配の女性が老いを感じているが、そんなの気にしなくていいんじゃないのと表現した歌です。

この歌には、次のようなフレーズがあります。

としをとるのはステキなことです そうじゃないですか

忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか

悲しい記憶の数ばかり

飽和の量より増えたなら

忘れるよりほかないじゃありませんか

UFOふれあい館にも掲示してある「長寿の心得」という詩には、こんなことが書かれています。

気はながく 心はまるく 腹たてず

口をつつしめば 命ながらえる

「気」という字の最後の部分が長くなっていて、「心」という字は丸く書かれていて、「腹」という字は横向きになっていて、「口」という字は小さめです。そして、「命」という字の最後の部分はすごく長くなっています。

いくら長生きをしても、健康でなければ何の意味もありません。UFOふれあい館のお風呂に入りながら、千貫森からの眺めを見て、命の洗濯をしてみませんか。

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