UFOふれあい館は昭和っぽいとよく耳にします。そんなとき私は「UFOふれあい館は平成4年に建設されたんですよ。」と心の中でいつもツッコミを入れているのですが、私も同感で、ミステリーゾーンは、昔のお祭りのお化け屋敷の様相を呈しているし、シアタールームの入口にあるコスモへようこそというネオンも「ザ・昭和」って感じです。昭和の人が考えたのだから当然のことかもしれません。
先日、10年ぶりにUFOふれあい館に来られたお客様がいました。とても懐かしんでおられたのですが、時代と共に都市開発が進む中、時間が止まったような空間がUFOふれあい館にはあると思います。あえて変わらないこの場所は、ノスタルジックな雰囲気を楽しむこともできます。
時間が止まっているのに何故か宇宙人を除いて人間は年をとるようで、あっという間に1年が経ちます。これには年齢によって時間の体感が変わるジャネーの法則(ジャネーのほうそく)というものがあるそうで、簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するというものです(年齢に反比例する。)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たるというのです。
それではどうしたら時間を長いと体感できるのか。
新鮮なものにあふれた世界で生きていた子供時代は、毎日がとても長く感じていました。しかし、大人になるにつれて、私たちはあんなに新鮮だった世界も徐々に見慣れてきます。すると繰り返しの毎日が段々と変化の乏しい毎日へと変わり、次第に時間の流れが早くなっていくのです。
年齢を重ねても毎日が新鮮な気持ちでいられれば、毎年、1年を振り返ったときに、充実感や満足感をしっかり感じられ、年齢に関係なく、時間は平等に流れていきます。
では、新鮮な気持ちを維持するための一つの手段として、UFOふれあい館を御利用されてみてはいかがでしょうか。童心に返って、UFOがどのような仕組みで飛んでいるのかとか、UFOはどのような場所に現われやすいのかなどを調べてみるのも面白いかもしれません。しかし、のめり込んではいけません。だって楽しい時間は早く過ぎてしまうから…。
参考文献・引用先 ジャネーの法則-Wikipedia、高齢者のための役立ち情報ブログ〜3歩進んで2歩下がる〜