本誌の出現で、ぼくはひまになってしまった

s-UFO12UFOと宇宙創刊30号記念企画各界著名人特別寄稿

作家 平野 威馬雄

日本の人々が、空飛ぶ円盤への興味と関心を持ったのは、アダムスキーの著書が紹介されたことが契機である。

その後、アダムスキーについては、毀誉褒貶つきるところを知らずであるが、なんといっても、アダムスキーの存在は、この世界で忘れられない大きなものとなった。

また、突如として商業ベースに乗った「UFOと宇宙」(改題後)や「エニグマ」(廃刊)が創刊され、あれよあれよと驚く間もなく、日本にUFOブームをまきおこす原動力となり、しかも、UFO研究家にとって大きなよりどころ、大きな支えとなってしまった…という事実は、どんなにたたえても足りない。

UFOへの一時的関心が日を追って深く大きくなって行く今の時代に、本誌の健在は、心づよいものである。

いずれにしても、このすばらしい「UFOと宇宙」の発展と知らぬ間にい重ねた年月の軌跡は貴重である。

コズモ=UFOと宇宙…そして正確な国内での多くの目撃例の堆積=レナード・クランプのような工業技術家の登場によるUFOのオルガニズム追及など、多岐にわたる地味な「謎」の物理的解剖など、目をみはらせるような企画はUFOファンにとっての「心頼み」である。

そして、今、通巻30号を迎えての記念号の刊行となった。

ほんとうにありがとうございます。

この雑誌の出現によって、ぼくは、もう、ひまになってしまった。UFOとのコミュニケーションの一切は、本誌におまかせすれば、正確で安心だからである。

ほんとうに、心からお祝い申し上げます。

参考文献 UFOと宇宙 ユニバース出版社 昭和53年1月1日発行通巻第30号

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