「UFOと宇宙」に声援

s-UFO09UFOと宇宙創刊30号記念企画各界著名人特別寄稿

作家 黒沼 健

私が「空飛ぶ円盤」のことを知ったのはアダムスキーの「空飛ぶ円盤同乗記」である。これは、昭和32年に高文社から刊行された。その翌年にはアリンガムの「火星人会見記」が刊行され、さらに続いて「土星の円盤同乗記」が出た。

この3冊目のものは、円盤の機長が女性で、これが絶世の美人とあるが、これには、私はがっかりしたし、円盤にたいする私の興味は薄れた。

ところが、それから2~3年たったある夜、私はついに真物を見たのである。

それまでに、円盤の飛行写真なるものが、いくつか紹介された。が、それらはほとんどが葉巻型なのである。葉巻型の発光体である。

ところが、私の見たのは、円型で、正三角形に近い短い尾があり、その尾の周辺には、赤い小さな三角形の飴のようなもの(あるいは特殊な尾翼であったかもしれない)が、ヒラヒラと動いているのである。ここで私は、「空飛ぶ円盤」の存在を信ずるようになったのである。

それ以来、私は円盤の虜となった。本腰になって資料を集め単行本も2冊書いた。

私の周囲では、一時は円盤に関する出版物が雨後の筍のように発刊された。だが、問題は特殊なもので、大衆の知識では、この真髄を確実に把握することは難しい。その数も限定される。いつか雲散霧消して、はなはだ寂しいのが現状である。

いままで残っているのは大阪の高梨氏主宰のものぐらいである。円盤研究家の私には残念でならなかった。だが、救いの神といおうか「UFOと宇宙」が、突如あらわれたのである。しかし、これには他の刊行物にはない色刷りのグラビアがふんだんに載っている。

ついこのあいだ発刊されたものが、早くも30号に達するという。この月刊誌だけは最後まで残っていて欲しい。

参考文献 UFOと宇宙 ユニバース出版社 昭和53年1月1日発行通巻第30号

Share Button